2010/02/14

バランス

オリンピックが始まりましたね。今日昼間は女子モーグル決勝にテレビの前で釘付けでした。上村選手もすごかったし、上位3人は素人目に見ても滑りが鮮やかに映って感動しました。
テレビでスポーツを見るとき、実況者、インタビュアーにがっかりすることがよくあって、特にオリンピックとかになると、競技の内容云々よりも、日本の選手がどうだったか、メダルがどうだったかばかりを繰り返し繰り返し伝える。多くの人が興味があることなのはわかるけれども他に伝えることがあるだろうと思うし、節度を欠いていて残念な気がする。
その点、今日のサッカー日本代表戦、試合後の監督、選手へのインタビューには感動しました。勝敗のポイントはというお決まりの質問は聞き逃さず、選手が話せる状態ではないと見るや、「ファンの皆さんにメッセージを。最後(の質問)です」と素早い判断。
必要とされていることは押さえながら、質問相手への敬意が感じられて、かっこいいインタビューだなとびっくりし、感動しました。
表現する仕事というのはある種、非常識な面、節操のない面をもつものだと思うのですが、本当の非常識ではなく、常識、節度をわきまえた中で非常識を効果的に使うことが人を感動させるものかなと感じています。

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